特別講演 1123日(日) 13時から14時)

講演題目 プラズモニクスセンサー

講演者   福井 萬壽夫 先生
(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部長・
工学部長)


講演要旨

 


表面プラズモンのエネルギーはナノメートルスケールの領域に局在し大きい。金、銀などのポピュラーな金属では、表面プラズモンを簡単に励起でき、上記の特性を利用できる。このような背景の下で、表面プラズモン特性を利用したプラズモニックセンサーが開発され、微量物質の検出、物性の時間的変化の実時間計測、薬・毒物計測、生体分子計測などの化学センサー、バイオセンサーとして利用されている。最近は分子計測が可能なラマンセンサーも開発され、プラズモニックセンサーの利用範囲は広がっている。本講演では、表面プラズモンの特性を述べ、その特性を利用したプラズモニックセンサーの現状と課題を紹介する。