ご挨拶


全固体電池実用化研究会 代表 林 晃敏

現在、全固体電池の実用化にむけた研究開発が世界中で活発に行われております。大阪公立大学には全固体電池の研究に携わる研究者が多数存在し、世界的に見ても研究を牽引している立場にあります。これまで、本学の研究者は複数の研究科にまたがって、それぞれの専門分野で研究を進めていましたが、研究者個々の強みを生かしながら相互に研究連携を図ることによって発展的に研究を進展できると考え、2020年8月に大阪府立大学全固体電池研究所を立ち上げました。

本研究所の「全固体電池の社会実装に向けた企業連携による研究の推進と高度研究人材の育成に貢献する」という理念の実現を目的として、企業との連携と研究人材の交流を積極的に進めるために、2021年4月に大阪府立大学全固体電池実用化研究会を設立しました(2022年4月に大阪公立大学全固体電池実用化研究会に改称)。

この研究会では、セミナーを通じた最先端の研究情報の提供や研究者ネットワーク形成を通して、共同研究の実施や国家研究プロジェクトへの共同提案、電池研究人材の育成と輩出を目指します。全固体電池に興味を持つ多くの企業の皆様方には、全固体電池の社会実装を目指すためのコミュニケーションの場として、本研究会をぜひご活用ください。